宿命を断つ。という言い方はちょっと強すぎかもしれません。
変えられないものは確かにあります。
でもそれに縛られる必要はないのです。
この世のすべてのものは、宇宙のビッグバンという莫大なエネルギーの爆発から始まりました。すべてのものにあるエネルギーは、常に循環しています。
地球の自然もそのエネルギーを受け、太陽の動き、風や雨の流れといった「自然のリズム」を生み出しています。その自然の一部である私たち人間にもまた、小さなエネルギーとバイオリズムが存在し、一定の動きを持っています。
太古の人々は、自分のリズムが自然と調和した時に「幸運」と感じ、不調和な時に「不運」と感じることに気がつきました。そのリズムを統計的に体系化し、生活に役立てようとしたものこそが「九星気学」なのです。
約6000年前、古代の智者・伏羲(ふくぎ)は天体を観察し、生命力の循環を3つに分けました。
天の気(十干:10種類):宇宙全体の動きや流れを伝えます。
地の気(十二支:12種類):天の気を受けて立ち上がる気。世界の政治・経済・外交などを表します。
人の気(九星:9種類):これらを受け取る個人の運勢、流行や社会現象を表します。
気学は、個人の運勢だけを見るものではありません。もっと大きな社会、政治、経済の動きを読み解き、「その中でどう生きるか」「問題にどう対処すれば解決が速いのか」を知るための実践的な学問なのです。
運命をすべて天に委ねるのではなく、自分で改善していく方法があります。
天地人の気を知って自分の状態を把握し、「今に一番ふさわしい行動」を決めることで、より質の良い効率的な動きができるようになるのです。
気学を学ぶことで、自分では気づかなかった因果関係が見えるようになります。
「今いる場所(結果)」の原因は何なのか?
今は「待つとき」なのか、「攻めるとき」なのか?
気学で言う「効率」とは、天地人のエネルギーに自らを「合わせる」ということです。
幸運とは「外の気」と「内の気」を調和させることです。
「自分の好きなように生きたい!」という固執(我)を少し手放す。
「幸運はより多く、不幸はより少なく」 この真理に気がついた時から、きっとあなたの運は変わり始めることでしょう。
人類が農耕牧畜を始める一万年以上前の狩猟採集時代。
豊かさは身体能力そのものでした。
●高い木の枝に実った果物をとるための背の高さ
●足の速い獲物を捕まえられるだけの足の速さ。
●水中で活動できる心肺能力。
●道具の命中率。 などなど
ですから人間は自分の中の力を最大に増幅させて発揮する必要がありました。
そしてそれは、唯一にして最大のテーマであり願いだったのです。
当時の人々は、自分の中の力を最大化するために「呪術(まじない)」や入れ墨、装飾(ファッションの始まり)を用いました。
これが初期の宗教の形です。
やがて農耕が始まると、人間の力を超えた「大自然の力(他力)」が必要になり、神や仏を祈る「祈祷」が生まれます。
同じ頃、中国ではこの偉大な力を「神」ではなく「氣(生命力=バイタルエナジー)」と捉えました。ここが大きな特徴です。
彼らはこれを感情的に拝むのではなく、科学的に分析し、膨大な統計を取り始めたのです。
これが、気学が「統計学」と呼ばれる所以です。
後にこれを編纂したのが、儒教の始祖であり、時の皇帝の政治・軍事コンサルタントでもあった「孔子」です。
歴史上の統治者や権力者が、門外不出の秘術として扱い、国を動かすために使ってきたマーケティングやマネジメントのツール。
それを今、私たちが学べるチャンスがここにあります。
